あるいはこんばんわ
さて、M2 Macmini 256GB /CTO 16GBメモリを買ったわたし。
ストレージの読み書きがNANDチップが1個だから遅いという話を承知の上で買ったわけですが、
もちろん対策も考えていたわけで。
それが外付けSSD。
Amazonでも売っているSAN ZANG MASTER M.2 N VME SSD エンクロージャー BLM40Cです。
参考価格16999円で実売13000円くらい、それがセールで10000円あたりになったりする商品です。
取説にはSAN ZANGはORICOの商標みたいなことを書いてますが、そんな感じなんでしょう。
なにせ入っている基盤は同じなので。
この製品、どういうものかというと
・外付けSSD用のエンクロージャー(ケース)
・USB4.0、Thunderbolt3/4
・タイプC
・SSDはNVMe 2280
・40Gbps規格
製品の構成は
・本体
・ハイスピードケーブル
・ドライバー
・取説
・ヒートシンク
・熱伝導シート
となっています。
これに別途用意したSSDを取り付けて使うといった感じですね。
今回はGen4規格の5000MB/sのSSDを用意しました。
これで理屈の通り40Gbps出れば512GBなどと同じ程度の読み書き速度が得られる可能性があるわけで。
基本的に現在のMacはオンボードがほとんどで変更できるものがないんですよね。
となれば内部パーツがダメになると寿命・・となるので、その可能性が一番高いストレージを外付けにして、
それを起動ドライブにしてやると、そのリスクを回避できるという。
もちろん外付けSSDも寿命がありますが、交換で済みますからね。
ということで現品をチェックします。
ケースサイズはこんな感じです。名刺の箱より ちょっと小さい感じでしょうか?
アルミでアルマイト加工されていますがそれなりの重量感があります。
で、よく観察するとえらいことに気がつきました。
このヒートシンク、曲者です。
なにがどうって・・
このようにツメがあるんです。
なので上から被せれません。
無理やりパワーでつけれなくもないんでしょうけど。どう考えてもリスキー。
スライドでつけるとなれば・・
まぁ、普通につけるとこうなりますよね。
なので引っ張って薄くして・・・
この状態で取り付け。
で、こうなります(笑
必要なところにつけれたのでこれはこれで良しということで。
で、取り付けます。
M.2 SSDの取り付けネジは付属しています。
で、固定してみると付属ヒートシンクと蓋がほぼ同じ高さなのに気がつきますよね。
つまり、このヒートシンクの凸部を蓋に当てることで熱をケース逃す設計ということですね。
ちなみに基盤の名称は・・
「8116-V4.1」となっています。
これ単体でもアマゾンで売っていますよね。
でもケース売りのほうが安いのでこれ単体で買う理由は無いと思いますが。
話を戻して、ケースに蓋をするならば、その接触部分にシリコングリスを塗ったほうが、より良いでしょう。
このようなイメージです。
そんなわけですが、私はこれを据え置きで使うので蓋はせずに別のヒートシンクを使います。
で、こうなります。
書いている通り、大きいヒートシンクをつけて開放しておくと対流での冷却が期待できます。
ちなみに出っ張りはこんな感じ。
しっかり冷却しそうです。
ちなみに蓋を閉めるとその中はある温度までは上がり、その温度で固定されます。
※環境温度とケースの放熱性により決まります。
つまり、環境温度よりも高い環境にSSDや基盤は置かれるわけで。
さらに言うと、仮にケース温度が40度なら中身もその温度ということです。
ケースの温度が下がらなければ、中身の温度も下がりません。
蓋を締めなければ常時環境温度に基盤とSSDはあるわけで、熱が上がると対流が起きて冷却効果は高まります。
そして常時環境温度がフィンに当たるので冷却効果はもちろんこちらのほうがあるわけで。
密閉ってほんと厄介なんですよね。
で、結果はこうなります。
明確な読み書き速度アップ。
ちなみにチップは・・
インテルJHL7440 Thunderbolt 3 コントローラーです。
つまり理論上のデータ転送に利用できる帯域は2750MB/sです。
それがM2 MacMini256GB + Gen4 5000MB/sのSSDとの組み合わせでは読み3122MB/s、書き込み2609MB/sという結果は妥当ということじゃないでしょーか?
ということで、MacMiniにはもってこいな外付けSSDに思います。
|
|
|
お時間あるときにぜひどうぞ。noteも書いてます。