この話は「東京都区内建売一戸建てをマンション1戸分値引いた武勇伝」についてですが、その値引きに至った経緯をつらつら書いていきます。
前回はこれ。
家購入に至った経緯
さて、関西人夫婦が東京で家を買うに至った経緯を書いていきましょう。
「そんなの興味ない」
そんな事いわんといてーなー
ということで、この話の前提。
<わたし>
大阪で化学製品メーカーに勤務。のち、異動で東京の営業担当に。
その後、東京営業所を閉鎖となり大阪に戻る話になるが、諸事情で拒否。
結果、駐在員で東日本全般担当で東京に残ることに。
<奥さま>
わたしが東京異動になったので、勤め先に異動を希望。
奇跡的に異動でき、東京勤務に。これが前代未聞。
彼女の上司に感謝
一見すると、奥さまの仕事のほうが安定しているわけですが、
ずばりその通り(笑
そしてわたしが所属した会社のブラックぶりがわかると思いますが、
世でいう絵に描いた中小企業なのでそんなもんですよね。
で、なんでこれを続けてたか?
答えは簡単。創業家の一族だったから。
でも考えるんですよね。
これ、またいつか撤退と言い出すだろう・・と。
ご存知の通り、日本は経済の成長は無し。
そしてその化学製品メーカーの業界は斜陽産業。
となると、いくら売り上げがあったとしてもその懸念は続くわけで。
斜めな見方では「わたしを大阪に戻す」という目的もあったりするわけです。
でも私は東京での仕事が楽しく(笑)帰る気は全くなし。
そして奥さまも奇跡的に異動できたわけで、仮に戻るとなっても戻る場所が無い可能性があります。
その受け皿の差が大きかったので、大阪に帰るという選択肢は持ち合わせていませんでした。
これが私の諸事情。
その当時は社宅扱いで住宅補助が出てまして賃貸マンションに住んでましたが、それがなくなると東京ではさすがにキツイ。
その賃料だけで普通に住宅ローンが払えそうな額だったので。
そしていきなり放り出されたら色々「機」を逃すことになります。
そしてそれを考え始めた時期、ちょうど12〜13年前は非常に景気が悪く、
倒産廃業の話も多くなっていました。
そしてそれはわたしと奥さまの会社も直撃していたわけで。
そこで考えます。
・転職しても勤続年数の少なさで住宅ローンの審査で難があるかも?
・今の会社でも決算後だと今より借りる金額が少なくなるかも?
「今しかない」
そう思ったのは夏頃だったように思います。
というわけで、一か八かの「東京で家を買うぞ計画」が始まるわけです。
まぁ、なんでもタイミングってありますよね。
家探し、足で探すか?ネットで探すか?
そうと決まれば家探しです。
マンションにするか?一戸建てにするか?
ぶっちゃけ、マンションについては参考程度にしよう・・となってました。
というのは、私も奥さまも一戸建て育ち。
家大好きな二人にとって一戸建てというのは当然の選択でした。
わたしも車やらなんやらを色々とDIYする人。
それには場所が必要なんですね。
奥さまは物持ちなので置き場所が必要だったんです。
となると、立体的に使えるほうが都合が良いわけで。
でも何はともあれ情報収拾。
それらのメリットデメリット、コスト的な部分などを理解しないと比較もできません。
ということで、それらの情報を得るために
・本(フリーペーパー含む)
・ネット情報
を漁りまくるわけです。
ちなみに候補地は奥さまの仕事の兼ね合いで、職場まで1時間以内の場所。
それだけでエリアがかなり絞られます。
結果的に東京の城南エリアとなるわけで、その範囲で検討するわけです。
でも雑誌やネットの情報を見てるとより良いものが目に入ってくるんですよ。
そしてその価格が庶民には届かないという現実も。
価格が合いそうなところを数件見つけ見にいくも、どうも希望に合わない。
いわゆる高級住宅街に行くと予算の1.5倍にボリュームアップ(苦笑
これは前途多難・・と感じましたね。
まさに理想と現実です。
ちなみに注文住宅などを考えなかった理由もあります。
それは「そもそもそんな悠長に待てない」です(笑
庶民ですからね。
吊るしの物件でなんぼですよ。
そんな中、奥さまが流行りのベイエリアのブリリアの物件を見にいきたいと。
何事も勉強・・と思い、出向きました。
・・が、その価格で得られる面積を知り、愕然としましたね。
ああ、庶民(笑
そんな感じでなかなか良いモノに巡り合わず、気がつけば「夜はドライブついでに物件探しの徘徊」をするようになってました。
そして普段では通らない道を色々と走って行くんです。
土地勘なんてメジャーなところ以外はわかりませんからね。
するといわゆる非公開物件とホームメーカーの分譲が目に入ってくるわけで。
そして気づくわけです。
狙うは非公開物件&ハウスメーカーの分譲
雑誌やネットに以外と載っていないもの。
それが非公開物件とホームメーカーの分譲。
もちろん掲載されていることもありますが、意外とそうでもないものもある・・ということですね。
それがわかり、次は狙うエリアの不動産屋の持つそれら情報と、
ホームメーカーの分譲の情報。
それをしらみつぶしで調べていくわけです。
ちなみに都内徘徊をするようになり、それらの情報に気づき動いた結果、
この頃には「このエリアが良い」というところまでは絞れてきました。
そのエリアも普通の人の感覚では選ばない箇所かもしれません。
・駅から程よく遠い
・低層住宅専用地域
・平地でなく山手(※関東だと丘レベルですが)
これらを満たすと、割と治安が良く静かなので住環境に非常に適して来るわけです。
これも二人が育った環境がそのようなところだったから抵抗がなかった・・と言えましょう。
一般的にはファミリー向けの〜・・と案内される地域かもしれません。
その地域が絞れれば、今度はネットの検索力が重要になってきます。
半径5kmあたりを徹底的に調べていくわけです。
すると、平均相場が見えてきたりします。
その相場はちょっと希望よりも高いんですよね。
ここで腹が決まります。
「ゴリ押し無理ならもう家は(当分)諦める」と。
そして今度はひたすら見て回るわけです。
そして本当に「たまたま通って気がついた物件」がありました。
営業さんがたまたま表にいまして、建売かを聞くと「そうだ」・・と。
メインの通りの脇道、通りも少なく割とおしゃれな外観。
非常に印象に残りました。
ただただ、高い。
ほんんんんっとに高い。
これはいいけど、無理やでしかし・・と言いたくなる物件でした。
なのでおとなしく退散するわけで。
でも奥さま、「このエリアのこういう物件が良い」・・と。
ここからが絞り込みの作業となっていくわけです。
続く。
お時間あるときにぜひどうぞ。noteも書いてます。