さて、世界はパリ協定の取り組み目標である「2050年にゼロカーボン」を目指しぐいぐい進んでいますね。
それに伴い再生可能エネルギー、こと洋上風力はメインストリームになりそうで、
いろんな計画が世界で巻き起こってます。
日本では2040年までに最大45GWの洋上風力タービンを設置することを計画。
これは大型の火力発電の30〜45基分に相当するわけで、
これらがベース電源になるレベルになればほんと日本は安泰なわけで。
これらが日本メーカー製なら尚更なんですけどね。
で、今日は北海道の道北ウインドファームの話。
シーメンスガメサが風力発電のタービンを計79基供給するらしい。
それはもちろん日本の台風対策済みなんですって。
少し前にGEのタービンで台風対応のものがあると書きましたが、
台風や寒冷地対応も当たり前になってきましたね。
そして洋上は浮体式。
そのタービンも出力が上がってきているわけですが、
これらに国産メーカーが入ってこないのがほんと日本政府のこれらの取り組みの失敗を感じますよね。
三菱は2004年に台風対応品を、そして日立は浮体式を開発できてたのに、
その市場を作らなかった結果、タービン開発が赤字になって他路線に移行したわけで、
企業の自業自得とも言えますが、ちょっと残念ですよね。
で、話を戻して道北の話。
シーメンスガメサのこれらは台風に強い4.3MW。
そして秒速57mの風に10分間耐えれるらしい。
なんだかすげぇ
で、秒速79.8mの突風には3秒耐えれるとか。
やっぱすげぇ
そして同社は60%の材料を日本から調達予定とのこと。
これはいい話。
それを79基設置するらしく、なんやいうて計画って進んでいくもんなんですね。
個人的にエネルギーの自給率が上がればそれらの輸入も減るわけで、
それのリスクも減るわけです。
わざわざ遠くからエネルギーを持ってこなくてもいいということですね。
ほら、オーストラリアから水素を運ぶって愚の骨頂でしょ?
そこまで自給できなくてどーすんの?・・てことです。
まぁ、それはそこまでの繋ぎかもしれませんが。
で、これらの話に蓄電もセットになっていくと思うんですが、
どっちにしても発電所の分散があるわけで、そうなると送電ロスも減る地域も出てくるわけで。
そういう効果もちょっと期待するわけですが、これらが進めば原発は動かす事なく・・
あ、火力が先に減るのかな?
そのあたりはわかりませんが、どっちにしてもこれらの発展を期待したいもんです。
それらのよる発電で電力の心配がなくなれば、調理器具のIH化や
各機器の電化、そして電気自動車の普及にも拍車がかかります。
結果、大気汚染が減り、喘息・肺ガンが減り、雨も綺麗になり飲み水もおいしくなり、
米の品質も良くなり夏にはかき氷を美味しくたべれるように!
そんな風になればいいな・・と思う今日この頃です。
あとは車が空を飛べば完成なんですけどね。
今日はここまで。
アメブロも書いてます。
ということで時節柄、新コロナについてのリンクを貼っときます。