普段の日々

ホイールの偏芯取り付けってご存知ですか?

みなさま おはよーございます。

昨晩も寒かったっすなぁ
昨夜はちょっとわんこを病院に連れて行ってたんです。
前からの持病に近い症状の相談に。
すると元々院長だけでやってたのが一人雇われのセンセがきてました。
若い方ですけどね、症状言うと院長と全然違うことを言うんです。
つまり今までやってたこと=院長が判断してたことを全否定(笑
きょとーんとなったんですが、まぁ改善してないのは事実なので
今回はその若いセンセの言うことをしばらく聞くこととします。
あ、悪い部分は耳。外耳炎。 あと目をこすったので。
そんな感じですけどね、みなさんタイヤ/ホイール交換時の偏芯取り付け取り付けって知ってます?
簡単に言うとハブに対してど真ん中にホイールが取り付けできてない状態を示します。
極端に絵を描くとこんな感じ
イメージ 1

左が車体側、シルバーがブレーキディスク
茶色がハブ、紫がホイール、青がボルトです。
ホイールとハブはぴったりはまってるわけでなくゼロコンマ何ミリでクリアランスがあります。
そうでないとつけれませんから。
つまり、重力に預けたままボルトを上側から締めていくと、わずかにズレたままついちゃいます。
それがどうなるかというと某石橋さんのとこでは・・
イメージ 2

こういう説明が。
つまり、ど真ん中でなくズレてついちゃうとホイールバランスが狂った状態になる・・てことです。
感覚の鋭い人はホイールバランス5g程度の差も感じ取れると思いますが、
それ以上の差が出るってことですね。
あ、わたし? わかりますよw
で、
イメージ 3

ずれたら速度によって加振力がこれだけかわります。
普通に乗ってるとわからんけど高速ではなんか振動が~・・とか、
ブレーキでぶ~ん!っみたいな音が~・・とか、
シミーが~・・とか、ってホイールバランスだけでなく
この取り付けが原因でも出るってことです。
これらが起きにくくするようにホイール交換は・・
イメージ 4

この順番でボルトを締めましょう・・というのが一般的ですが、
これだけでなく
イメージ 5

振動を前後方向に与えながら隙間をなくすように均等に締めていくことが重要です。
・ハブとボルト及びナットに付着している異物を除去
・ナットは対角線の順序で締め付ける
・ナットは車両規定トルクで締め付ける
・約100km走行後、車両規定トルクで増し締めを行う
この4点が一般的な取り付け時の注意点ですが、
その本質的な理由ってあまり聞かないですよね。
よくホイールボルトを締めればセンターにちゃんと来ると思ってる方がいますけど、
よ~く考えてください。
ありえませんよね。
工業製品かならず誤差があります。
ホイールもボルトもです。
しかも変形します。
なので相当気を使ってもコンマ何ミリでずれます。
ハブ面のサビなどもそう。
その分、ホイールが浮くので。
なので、タイヤ/ホイール交換ってちゃんとやろうとすれば、神経つかわんとダメなんですよ。
まぁ、わずかであれば普通に走っているには影響はないですけどね。
で、問題はそれの発展形。
適当につけた後、ボルトの締め込みを均等でなく、ある程度手締めで一気に締めていった場合、ホイールが斜めに付きます。
え?そんなことあるの?・・と思うでしょ?
これがあるんですよ。
イメージ 6

ハブにホイールが乗った状態で斜めになりますよね。
で、その状態で上側から締めたらハブとボルトで支えてしまって
極端に描くとこんな感じで保持されます。
上がこの状態でがっちりかかってると、下はこの状態でも規定トルクかけても浮いたまま・・てのも十分あるんです。
そんなわけないやろ~・・て?
いや、あるんですよ。
摩擦をなめたらあきません。
で、これらの状態だと自動車を運転したときには間違いなく適正位置側にずれます。
それ以上の荷重がかかるので。
そうなるとどうなるかわかります?
上は締め込みすぎ、下は浮いた状態
なので
イメージ 7

こんな状態に。
上側は締まりすぎなのでぴったり位置に。
下は浮いてたのでボルトは浮いた状態に。
このままだと浮いたボルトは振動は脱落しますね。
このパターンでは片側が浮いた状態なので隣り合うボルト2本が脱落することとなります。
しかも走行中に落とすことがほとんどですから、飛び石以上に厄介な落し物ですよ。
間違いなく凶器。
車の速度で斜め前に飛んでいくんです。地面を這うように。
基本的にこんなことになる前に気づくことが多いでしょう。
偏芯取り付け取り付けでもそれだけバランス狂います。
ましてや斜めにつけたらもっとバランス狂うので、
低速から「あれ?なんかおかしい」・・となるんです。
なんだったらズレた段階でわかりますわね。
これもつかめれないのであれば、かなり無頓着に車と接している証明になると思いますね。
もしくはその作業の意味を理解できてないか。感覚がザルか。
ちなみにこうなればボルトも伸びてる可能性があって、球面座は変形してるかも。
場合によってはアルミの座面が変形してるかもね?
※ボルトは鉄ですがホイールはアルミが多く、アルミのほうが柔らかいので。
まぁ、そんな感じですが
イメージ 8

・ハブの部分は実は隙間がある
・上下左右均等につけていかないとホイールは偏芯取り付けになる
 →対角線の順序で取り付けるのはそういう意味
・偏芯取り付けになると数キロ走ったらホイールがズレてボルトがゆるむ
 →100km後の増し締めはそれ対策
・偏芯取り付け以前の問題で、斜めについてたりするともっとまずい。
ちなみに軽い偏芯取り付けならボルト脱落なんてそうそう起きません。
きつい偏芯取り付けやそもそも斜めになってたりするとボルトのガタが大きくなります。
増し締めて片側だけがすごく締まる場合は結果、斜めになってたと想定できます。
ということですが、きちんと取り付けして偏芯が起きてない状態に持ち込めば、
ほぼ増し締めはいりません。
当たり前ですね。
それは如何に丁寧に、確実に作業をするか?・・にかかります。
え?わたし? 大昔にそれを師匠から教わったので起きたことないです。
そういう意味ではわたしは恵まれてるのかも?
そんな感じですけど、DIYされる人はご注意くださいね~
え?なんでこんなネタ書いたかって?
少し前にちゃんとしたホイールの取り付け方を書いた続きです。
そうしないといけない理由と脱落する原因を書いとかないといけないなぁ・・と思いまして。
あ、ちなみにオーバートルクでボルト破断でタイヤ脱落・・てのもありますのでご注意を。こっちはレアケースかな?
サーキット走ってたらよくある話でしょうけど。
でわ


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