普段の日々

イオンデポジットについて色々考える

そんな感じで休み中に色々考えてみた。

イオンデポジットとは:塗装上で水分が蒸発した際に残留し固着した金属イオン(カルシウム、シリカ、マグネシウムなど)の総称。
まぁ、いわゆる風呂場とかの白くなる水道水の炭カルみたいなもんですね。
それらの主な原因は水道水をかけて拭き取り前に揮発・・じゃないでしょうか?
それらをすぐにワックスなどを用いて拭き取ったりすると残らないんですが、
ほっておくとドンドン固着します。
なので屋外駐車の車は避けようがない事象といえると思います。
※雨などにも成分は含まれていますが、ご近所さんの水まきもかかることがあると思うので。
で、その炭カルは
1)削り取る
2)溶かす
いずれかでないと対応できません。
で、1)はコンパウンドでポリッシュ。
地道にやるならこれが確実で、またボディの鏡面度もあがります。
2)は酸性水を用いる訳です。
これらは弱酸性の水なわけですが、市販品のケミカルはそれに
界面活性剤やキレート剤が入ってたりします。
ちなみに水垢(油)取りは界面活性剤+溶剤のパターンが多いです。
で、市販品は・・
イメージ 1

100ccで2000円とかするわけです。

この成分はキレート剤、無機酸塩、界面活性剤らしい。
で、そんな酸性溶液って色々あるんじゃ?・・と思って確認してみた。
手近なところで発見したのは・・
スクラビングバブル 強力バスクリーナー 400ml
酸性で水 ・ポリオキシエチレンアルキルエーテル (界面活性剤)・ジプロピレングリコール系溶剤・乳酸( 酸剤)・香料 。
もうひとつが・・
お風呂用ティンクル 400ml
弱酸性で 酢酸(1.5%)、界面活性剤(アルキルベタイン)、キレート剤、溶剤。
界面活性剤は汚れ落ちに有効な成分
溶剤は水垢(油)
キレートはぐぐってください。たぶん僅かにしか入ってないと思われ
で、酸は酢酸。1.5%溶液なので薄いですよね。
これらの注意分で長時間放置しない・・とかケイ酸は取れない・・とあります。
※クレンザーで落とせとあります。
が、一番上にある市販品の代用には十分になると思います。
注意点はボディが冷えてる状態で乾燥しにくい環境で作業し、
塗布後数分置いてウエスなどで拭き取り、その後中性洗剤で洗い流す・・が一番適しているんでしょう。
酸性といえども弱酸、
塗膜は耐酸性はある程度持ち合わせていますので、数分のレベルでは問題ないと思います。
※残った溶液が固着すると別。なので洗い流しは必須かと。
※一般的な塗膜の試験は「5%硫酸水溶液を一滴滴下、24時間後拭き取り後の状態」などで評価してるはずなので、条件はかわれど時間単位なはずです。
でもまぁ、上にあるケイ酸は取れない・・てのは共通なので、
結局はある程度は取れるけどしつこいのは無理よ~・・て感じになるんでしょうね。
あ、そういえば・・
こういうのも酸性がおおいですよね。
注意書きにもボディに付いたらとってね~・・とあります。
ガラスの鱗の上に塗ると膜ができて鱗が消えるんですよね。
これは膜のせいなのか、酸性のせいなのかどうなんでしょう?
もしかしたらガラコをボディのイオンデポジットに塗り混むのも効果があるかもしれませんよね(笑)
もちろん長時間放置はなしで、拭き取り後中性洗剤で拭き取りの前程で。
あ、ガラコは残ると思いますよ。
でもそれはシリコンなので問題無しです。
結局、最終手段はポリッシャーとなるわけですが、
そこまでの手段で上記のいろんな方法はアリかもしれません。
参考にされるかたは
自己責任でどうぞ
何かあっても知りませんからね~(笑
ちなみに私はまだ実験していないです~
では


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