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【自転車】仏式ポンプ口金を復活させる案、もしくは保持を強化させる案

今日も自転車ネタよん。
さてわたしは画像にあるポンプを使ってます。
パナレーサーのBFP-04AGA-Yです。
で、一年以上マメに使っていますが、最近口金がゆるいんです。
詳しく書くとすっぽ抜けるって感じ。
フランス式バルブはままちゃりみたいなのとは違うのはご存知の通り。
トップナットを緩めてそれを押し込んでリリースするタイプです。
で、それらのポンプ口金で有名なのは平目。
こいつの評価が高い理由はバルブ差し込み部。
HIRAMEマーク部分がネジになっててここでパッキンの押しつけを簡単に変えれるんです。
また不用意に空気も抜けにくいらしい。
他に装着が簡単で確実に空気が入るのが特徴とあります。
・・がちょっと待て。
そもそもフランスバルブが相手だとどのポンプ口金も理屈は同じはず。
私もそうですが多分使い方が間違えてるんだと思います。
・口金の止まりが甘いので口金を強く押し込んでいる
 その結果
  ↓
・引き抜く時、力技
・バルブに対して真っ直ぐ抜き差しできてない
・手をスポークにぶつける
で、口金をへたらせていると思われ。
この口金を押し込んでしまう理由は恐らく
保持が弱いとか理屈がわからないから押し込んでしまうとか・・
まぁ、そんなところでしょう。
誰もフランス式バルブとポンプ口金の構造なんて興味ないでしょうし。
てなわけで真面目に考察した結果、保持を上げる方法を思いつきました。
イメージ 1

まず口金の構造を説明しましょう。
レバを倒すと中の部品がキャップ側に押されます。
イメージ 2

すると中のゴムアダプターも前に押されるわけで。
画像の赤矢印の分だけ押し出されてます。
ここはキャップが付いてるので、その状態ではゴムが矢印分、圧縮されるということになります。
圧縮されたゴムは囲みがないところにその圧を逃がすように膨張します。
つまりこの状態がレバーを倒すことで・・
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ゴムが出っ張ってこうなります。
イメージ 4

ゴムが出っ張って穴が狭くなってるでしょ?

これでバルブ本体を保持するわけです。
それと同時に真ん中の金具部分が出てきてバルブのトップナットを押してリリース、空気が入る状態になるわけです。
つまり、このゴム部分の膨張具合で空気の漏れや保持の高さが変わるってこと。
平目が保持の強さを変えれるのはこのゴムの圧縮具合を変えれるから。
締め込めば圧縮の際に内側に出る程度が増えるということです。
つまり、この圧縮具合を変えれれば、上に書いてある口金を押し込まなくても外れず保持できるということになります。
で、とりあえず外れやすくなった口金にワッシャーをいれてやりました。
手持ちでたまたまあったM6で1mm厚です。
イメージ 5

ちなみに1.5mm厚だとレバー倒した時にキャップが耐えきれずに吹っ飛びました(笑)
で、入れた状態が・・
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これ。
ワッシャー見えてますがバルブ直径がM6より小さいので問題無しです。
ワッシャーを入れた分だけゴムは強く圧縮され、結果内側への膨張が増えてバルブの保持が高まる・・ということです。
保持がしっかりなるとしっかり押し込まなくてもしっかり保持するので、
その取付ける様は平目と同じ。
ゆっくり押し込んでいき止まるところで停止。
その押し込んでない状態でレバーを倒すと、トップナット部を押してバルブをリリース。
もちろんシュッといったあとには空気漏れや外れなし。
グイグイ空気が入ります。
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ちなみに入る程度はこんな感じ。
見た目浅いですが、これでしっかり止まります。
中のゴムでいうと・・
イメージ 8

この程度までしか入りません。
それ以上に押し込んでも良く無いってことですわ。
どれくらいまで口金が入るかはトップナットを締めたままで、
口金をゆっくり突っ込んでみて止まるところまで。
それが目安となります。
その位置まで入ることを先に確認して実際に作業をするのがいいですよ
もちろんその位置まではトップナットが押される事はないので空気が抜けません。
HIRAMEの評価が高いのは、たぶんですが保持部が先にしまってからトップナットを押すような構造だから。
なので空気が漏れるような印象が少ないんだと思います。
よく考えてるんだろうなぁ・・と思います。
いずれ買いたいと思いますが、だからといって現在のがダメとも思いたく無い。
・・ということでとりあえずワッシャー入れれば保持が強くなるので、
わたしはしばらくこのまま使います。
でも微調整したいので・・
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厚み0.3mmのアルミ板を買ってきました。
これにM8の穴を開けて形を合わせて切りぬきます。
それを3枚重ねても今よりは薄いわけで。
多分くりかえすと軽くていい程度が見つかると思われます。
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しっかしこれだけでこんなに保持が強くなるとは・・
もっと早く気づけばよかったなぁ・・・と思います
早く気づいておれば・・・
イメージ 11

ゴムをこんなに痛めることもなかったでしょうに・・
※右が一年無理矢理使ったゴム、左が新品。
そんな地味な事を思った連休明け。
では。
HIRAMEほしいなぁ・・・


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