さて
なんやかんやで組み上がった40年程度前のギターたち
なんやかんや、きれいに仕上がるもんで。
左のが40年前、右が35年~38年前くらいのやつですね。
左のは電気系もリニューアル。すばらしく仕上がってます。
※自画自賛
この作業をしながらダメなところは交換していくんですが、
調整中に行き着いたことが。
ギターって・・
こんな感じでナットとサドルで弦の高さが決まってます。
12フレットの高さで弦高を決めることが多いわけで。
なぜか1Fとか16F~22Fの高さに言及しているのって少ないんですよ。
面白いですよね
で、その12Fで高さを合わしたら・・
同じギターなのにこんなにもセッティングが変わります。
上は38年ほど前のやつ
下は40年ほど前のやつ
見ての通り
左のピックアップの出っ張り具合、
真ん中のサドルの高さ
右端のブリッジの高さが違いますよね。
でも12Fでは高さが同じなんですよ。
で、これはナットの高さの差がそうさせるわけで。
こんな感じ
ナットが高ければ弦高も上がるわけですね。
これだけ弦の位置が高くなるので12Fで高さを合わせようとすると
サドルを下げないといけないわけで。
ちなみにこの2本のナットの高さの差は1mm。
それがサドルでは1mm以上の差になるってことです。
で、ナットの高さが高すぎると1F側のローコードが押しにくいとか、
フレットを押さえたときにチョーキングしていることになるので、
ちょと音痴になるとか。
一番いいのは1Fを押さえてるときに6弦が「F」になる状態とか
これって相当低いと思うんですよねぇ
で、この2本の古い方は高さがナットの高さが1mmで相当低いです。
なので1フレで鳴らすとFになります。
そういう意味では理想的。
でもビビるんです。6弦開放弦だけ。
これは弦とフレットが触れてる証拠となります。
その原因は?
そう、ナットが低すぎなんですよ。
確認方法は3フレットを押して1フレットと弦の隙間を見る。
・・ほぼありません。
つまり、ナットがすっごく低すぎるってことですね。
これはちょい順反りにするとわずかに回避できると思います。
・・が今の状態は1Fと16Fで押さえて7Fで0.2~0.3mmと、ちょうどいいネックの反り具合。
これ以上、順反りにするのはちょっと方向性としてはあかんな・・と。
フレットが悪い?・・となりますが1Fが高いってのはよくある話ではありますが、
直尺を当ててみても1Fが高いわけでもなく。
仮にそうでもフレットの交換なんて大変。
となるとナットを変える?・・となるわけで。
そもそもなんでこうなの?・・てとこですが、チューニングするうちに弦のワウンドがナットを削っていくんでしょうね。
で、適正な高さから0.1mmとか0.2mmとか減ったんでしょう。
てかナットが1mm高いだけでサドルがあれだけ高くなるんだから、
ナットの0.1mmとか0.2mmって大きいですよねぇ
で、現在変えのナットを選定してますが、
これがまた適当なのがないんですよ。
ブランクから作らなあかんのですかねぇ (トオイメ
ちなみに幅42mm 奥行5mm 高さは現状9mmなので10mm必要。
で、E-E幅は約35mm
スロット(溝)付きでE-Eがそれなやつがあれば削るんですけどねぇ
まぁ6弦開放だけでアンプからの出力には出てないのでいいんですが。
そんな感じですが、ロー側を重視するならこういうセッティングでいいんでしょうね。ロー側の弦高が低くなるので弾きやすいってことですね
逆にハイ側を重視するならハイ側が低いほうがいいんでしょうから、
ナットを高めにしてサドル側を低くするとか。
こういうのも好みなんでようねぇ
何でも両立はできないもんです。
妥協は大事ですね(トオイメ
でわ
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