さて、定期的にでてくる「あおり運転」というワード
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実態は「高速道路上での停車=危険行為」となるので、
「あおり」という表現は適切でないと思う今日この頃。
煽りとは
・ あおること。また、強い風にあおられて起こる動揺や衝撃。
・ ある物事に強く働く勢い。また、その及ぼす影響。余勢。
・そそのかしたりおだてたりして、ある行為を起こさせること。
・ カメラで、レンズの光軸とフィルム面との角度を変えること。
・ 歌舞伎劇場などで、木戸番が扇を開いて客を呼び立て招くこと。
・ 雑誌などで、読者の興味を引くために記事につける短い文。
・「煽り返し」の略
などが一般的な意味。
あおり運転は別項目である場合があるくらい、最近できた造語だと感じます。
昔からのあおり運転の「あおり」は遅い車をどかす・加速させるためのプッシュ行為だったと思います。
まさに後ろから団扇であおるように
高速道路で停車させてあおってる!・・てうちわであおるとは意味が大きく違うので毎回その言葉に違和感を感じるわけで。
ただしくは「道路の流れを阻害させる危険行為」でいいと思うんですけどねぇ
で、今回のあれ、相手が相手で、暴行なのであれですが、
絡まれた相手も追い越しキープしてたのと、その後まどをあけて腕をあけていた様子に見受けられます。
あるいみ挑発に乗ったわけですね。
で、結果的に沸点低い人に絡まれた・・てことで。
何かの記事に出てました。
「煽られたら「まず譲る」 あおり運転の遭遇時に絶対にやってはいけないこととは」
これがタイトルです。
ぐぐってくださいねw
この譲る・・てのをしない人がトラブルの発端になっているのは事実。
で、もう一つ、
相対速度を無視した車線変更。
これも質からすると上の件と同じ傾向のものですよね。
まず譲らない人の思考で多いのは「自分は法定速度で走っている」。
こんなことを思ってる人が多いでしょう。
で、後ろから煽られてもそういう風に思ってるのでどかなかったり、
逆にスピードを落とすバカもいるわけで。
このスピード落とすことも「あおり運転(造語)」ですよねぇ
まぁやってる人はそんなこと微塵も思ってないからするんでしょうけど。
で、こういう人らに伝えたいこと。
あなたの車のスピードメーター100km/hは100km/hではない
この画像を見て見てください。
自動車のメーターは100km/hぴったり
でもGPSレーダーでの車速は95km/h
ご存知の通り、GPSのほうが正確です。
これはスマホGPSを使った車速計測でも同じ数値を返します。
つまり、自分は100km/hで走ってるつもりでも実はそれよりも低いってことですね。
これが120km/h区間で試すとほぼ10km/hの車速差が出ます。
つまり120km/h区間で110km/hで道を塞ぐことになるんですね。
で、このメーター誤差はメーカーで違います。
よく高速で輸入車は飛ばす・・とかいう話をよく聞きますが、
輸入車はそのメーター誤差が国産車より少ないんですよ。
つまり
120km/hで走ってるつもりの110km/hの国産車に
120km/hで走ってるつもりの116km/hの輸入車が追いつくんです。
これは当事者からすると
国産車は自分は法定速度で走ってるのにあおられてる。
輸入車は自分は法定速度で走ってるのに前が遅く後ろがつまる
そのようになるんです。
つまりですね、この場合、追い越し車線でいるならば
前の追いつかれる側は早い段階で走行車線に移る・・・というルールが上位にくるわけです。
なぜならば速度は120km/hまで出していいわけなので。
よく某サイトのコメント欄で「法定速度が~」いうてる人がいますが、
メーターのそういうの、理解されたほうがいいと思いますよ。
だから警察もオービスもメーター誤差10%以上見込んで捕まえるんですよ。
マスコミもその事実をちゃんと伝えるべきちゃいますの?
でもってあれですよね、ほとんどの人がメーター読みより少ない状態で走るんですよ。
保険をかけて。
そうなると(ry
ちなみにトラックはそれプラス、自車基準のリミッターとタコグラフがあるのでもっと走行ゾーンは気をつけるべきだと思います。
で、次に相対速度を無視した車線変更。
これはね、
・流れを堰き止める=後方の流れが乱れ衝突リスクがあがる
・後続車量は安全な車間距離を保っていたものが一気になくなり急減速が必要になる
・・ということがおきるわけです。
よく見るこの絵をみてください。
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100km/hの車の前に50km/hの車が40m前に入ってきたらどうなります?
そういう「相対速度を無視した車線変更」もあおり運転(造語)ですよ。
警察などがいう安全な車間距離を潰す行為です。
ほら、法律に沿ってないでしょ?
性善説にたって、結果的な加害者(悪)・被害者(善)の二元論だけで議論すると日本のこういうマナーって延々なおらんと思います。
メディアはそれを狙ってるんでしょうかね?
原因が片側ってのはそうそうないことですから。
で、サンデードライバーや法律遵守しているつもりドライバーにアドバイス。
スキー場に限らず初心者・中級者・上級者コースがレクリエーションの場所ではありますよね?
高速道路もそうなんですよ。
120km/h区間での追い越しは上級コースだと思えばしっくりきませんか?
サンデードライバー(=技術的にも判断的にも中級以下)=スキーの中級以下だとすると、急斜面でスピード出るところにはいきませんよね?
いってもその後、無理だと思ったら入らないですよね?
高速道路も同じですよ。
平坦に見えますが、技術・判断力がいるんです。
そこを漫然と初級者コース気分で走るってのはそもそも違うでしょ?
それはスキーなどの話だ!・・という人もいるでしょう。
でも実際にそれだけの相対速度差が発生する場所なわけですよ。
その上級スキーヤーがバンバン縦にすべりおりてるところに
横に横に蛇行する初心者がいるとしたら・・
状況は同じでしょ?
競泳プールで速い人と遅い人は泳ぐ場所がちがうでしょ?
そういうことですよ。
まぁ、一般道については競泳プールというより健康ランドの風呂状態ですけどね。
そんな感じですけど、ちゃんと車のことわかって走りましょう。
ミニバン6名乗車で追い越し爆走なんて、私にゃできませんわ。
100km/hで走ってても斜め後ろから押されると速攻横転する乗り物ですからねぇ
まぁ、だからわたしは横転リスクが少ない車にしか乗らんわけですが。
ということで、このネタはこの手のニュースが出たらアップすることにします。
スピードメーターの数値は正しくないよ!
メーカーで誤差の程度は変わるよ!
車の状態(タイヤの磨耗など)でも変わるよ!
だからメーター法定速度で追い越し車線キープはNG
なぜならば、追いついてくる車のメーターは誤差が少なく実速に近いかもしれないから
トラブルを未然に防ぐのもドライブテクニックですよねぇ