先日、ディレーラー直付けゲージ、いわゆるディレーラーハンガーを修正する工具を購入しました。
で、3台の自転車全て修正したんですよね。
で、それぞれの結果ですが、後ろからディレーラーハンガーを見て・・
アルミクロスバイク : ネガキャン&トーイン
クロモリロード : 弱ポジキャン&トーイン
カーボンロード : ポジキャン&トーアウト
キャンバーとトーについてはググってくださいませ。
結果からわかることは三台ともまっすぐでは無かったと言う事実。
つかっているうちに歪んだのかもしれませんが、
1台意外は倒したとしてもならない状況。
例えばディレーラーを下に倒したとして、そのときに変形したとするならば車体側に押されるので、結果キャンバーはポジ側に動くわけで。
で、その後クランク側が重いのでそちらに傾くように荷重がかかるとすると、トーはイン側に振れるわけで。
なのでポジキャン&トーインだとその影響であるとも考えられます。
それに合うのはクロモリの結果だけ。
※実際一度倒してます。
ということはどちらかというとデフォの状態でもスプロケに対し平行についてないということになると思うんです。
そりゃフレームもそこまで見てないでしょうし。
※ハンガー取付部の角度まで厳密に見れ(て)ないと言う意味。
※ハンガー自体の元々の変形まで厳密に見ていないという意味。
で、修正すると・・
バシッとまっすぐになるわけです。
良く駆動抵抗や回転抵抗云々言われますが、
今回のこの修正により色々改善できるんですよね。
まずは変速性能が正常になります。
そしてまっすぐになった分、テンショナー部のプーリー部分での捻れが少なくなり、
回転抵抗が減ります。
そして捻れが少なくなるのでスプロケ部分でも隣に擦れる程度が改善されますので、
それらを合わせて基本的に軽くなります。
実際、その後クロモリロードで3本ローラーを回したんですが、
明らかに軽くなりました。
ホイール300g分くらい軽くなったような印象。
で、変速も気持ちよく、ヌルヌル変速します。
ケイデンスに緩急をつけても反応がいいです。
足に変な抵抗がかからないという印象ですね。
基本、適正にしているのでこれが正常な状態なんでしょうね。
そこで思ったのは自転車ってそういう正しい状態を維持するのが一番いいってことなんでしょうね。
フレームの歪みがないのは前程として、
・ホイールが振れてない
・スポークテンション適正
・ホイールのバランス取り
・空気圧管理
・ハブのメンテ
・チェーンの洗浄/注油
・ディレーラーハンガーの歪み修正
・ワイヤーの伸びの管理
これらの維持が一番性能維持に役立つんだろうなぁ・・と感じます。
そもそもハンガーが最初から歪んでないケースも少ないと思うので、
新車納車直後でも完璧とは言えないと思うんですね。
で、回転部、特にプーリーは回そうとする部分に直接かかってるので、
その体感できる差は大きいかと。
そんなこんなで自転車メンテ色々ありますが、
ディレーラーハンガーの管理は変速に直結しますので、
この調整用道具を持っておくのはいいことかもしれません。
というか、オススメです。
では。