日産がこんな動画を公開してますよね~
これって「Ultra-Ever Dry」という商品を使ったものなんですね。
実際にこれがそのまま使えるかというと難しいとは思うんですけど。
現状は溶剤はキシレンなんで、国内では使いづらい。
あと硬化後白濁します。
で、表面の平滑性も出てないみたい。
接触角が170度あるってことでそこはすごいんですけど、
やっぱり耐久性は短いらしく2年程度らしい。
もちろんそれらも程度によりますよね
塗装なので一般的なコーティングのようにもいかず・・
この日産のやつがどれだけ改善されているかは知りませんけど。
でもそもそも車の塗装などってどっちがいいんでしょうね?
親水?撥水?
最近のコーティング剤は親水性が多いと思います。
親水性だと接触角にもよりますが一般的にセルフクリーニング性があるといわれています。
これは汚れとコーティング膜の間に水が入る事で汚れが流れ易くなるという仕組み。
あと水玉にならないのでウォータースポットが出来難いとかがメリット。
でもこの動画は撥水でどや!って感じですよね。
個人的な感覚ですが、乗用車を3ヶ月洗わないって人はいないと思います。
で、洗ったときに汚れ落ちが良く、拭き上げが軽い・手触りがいいってのが、
感覚的に良いコーティングなんだと思うんですね。
その3ヶ月の汚れがズバッとおちるくらい。
で、拭き上げが軽いとか手触りは表面の平滑性と摩擦係数によるわけですが、
それらを維持していると見た目もトゥルトゥルになるんだと思います。
で、これらを発揮するのは何だ?ってなると・・
個人的には現状は撥水だと思うんです。
撥水性のものは離型性や撥水・撥油性がいいんですよね。
例えば粘土などで鉄粉や水垢を取るときでも、重くて貼り付くより軽くて貼り付かないほうが作業性がいいですよね?
同じこびりついた汚れに対し、作業量が少ないほうが優秀って事ですね。
この「感覚的」な部分でいうとこの離型性がポイントになるかと。
まぁ、ウォータースポット云々はありますけど、それごとつるっと剥がれ易くなっているのであれば全然きれいな状態を維持するのは親水よりも簡単だと思たりします。
親水でも離型性が良くて拭き取り軽かったらアリなんですけど、私が知る限り親水性で撥水性のそれらを上回る塗料は無いですね。
もちろん匹敵するようなものは有りますけど。
そんなところですが、結局は人の感覚で良いと思うほうが良いんでしょうね。
水系で透明なコーティング剤で効果3ヶ月で超撥水(接触角170度)てのが1万くらいで発売されたらバカ売れすると思ったり(笑)